カラスウリ(烏瓜)の花…2012・7・12

カラスウリ(烏瓜)はウリ科の植物で、つる性の多年草。朱色の果実と、夜間だけ開く花で知られる。 地下には塊根を有する。

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原産地は中国・日本で、日本では本州・四国・九州に自生する。林や藪の草木にからみついて成長する。葉はハート型で表面は短い毛で覆われる。雌雄異株で、ひとつの株には雄花か雌花かのいずれかのみがつく。


http://monchanfarm.sakura.ne.jp/sub23_karasuuri/sub23_karasuuri.html


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4月~6月にかけて塊根から発芽、あるいは実生する。花期は夏で、7月~9月にかけての日没後から開花する。雄花の花芽は一ヶ所から複数つき、数日間連続して開花する。対して雌花の花芽は、おおむね単独でつくが、固体によっては複数つく場合もある。花弁は白色で主に5弁(4弁、6弁もある)で、やや後部に反り返り、縁部が無数の白く細いひも状になって伸び、直径7~10cm程度の網あるいはレース状に広がる。

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花は翌朝、日の出前には萎む。

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こうした目立つ花になった理由は、受粉のため夜行性のガを引き寄せるためであると考えられており、大型のスズメガである。カラスウリの花筒は非常に長く、スズメガ級の長い口吻を持ったガでなければ花の奥の蜜には到達することはできず、結果として送粉できないためである。

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雌花の咲く雌株にのみ果実をつける。果実は直径5~7cmの卵型形状で、形状は楕円形や丸いものなど様々。熟する前は縦の線が通った緑色をしており光沢がある。10月から11月末に熟し、オレンジ色ないし朱色になり、冬に枯れたつるにぶらさがった姿がポツンと目立つ

Commented by saitamanikki2008 at 2012-07-13 06:14
お早うございます。
カラスウリの花 沢山咲いてますネ~ !!
花の咲く時期 今頃なんですね
身近にカラスウリがないので、他の方々の写真を拝見して
この季節 やはり撮りたくなります。
カラスウリが生えているような場所をウロウロ探しております。
Commented by yukun2008 at 2012-07-13 09:35
凄いですね~!
烏瓜の花は夜だけスズメガに見つけて貰う為に花を開くのですね、幻想的で神秘的な花で、天女のような雰囲気もありますね♪
Commented by manryouy at 2012-07-13 12:09
saitamanikki2008さんコメントありがとう!
月に一度の粗大ごみを持っていく道中で見つけて撮りました。
昨年は我が家の垣根の上で咲きましたが、本体の白い花の5倍ぐらいに不思議な網目を作って、絡んでいました。
Commented by manryouy at 2012-07-13 12:14
yukun2008さん、梅雨末期の不安定でムシムシ感が漂う、午後6時半ごろ、車で走行中見ました。駐車してよく見るとあちこち咲いています。こんな神秘的な花が翌朝には萎みます。
一夜限りの、昆虫に見つけてもらうための、
精一杯の御衣裳に見えましたよ。
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by manryouy | 2012-07-12 22:33 | 夏の花 | Trackback | Comments(4)

愛媛の東予地方から、日常の平凡な生活の中で感動した事や、日々の旬な話題・美しい花等を日記風にして発信をします。


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