紫雲出山からの風景 (香川県)・・・2012/9/1
2012年 09月 01日
香川県の西讃地方にある市。瀬戸内海に突き出たような形の荘内半島を含む風光明媚な地域で、紫雲出山や浦島太郎伝説で知られている。
香川県では高松市、丸亀市に次いで3番目に人口の多い市。
2006年(平成18年)1月1日に三豊郡仁尾町、高瀬町、豊中町、山本町、財田町、詫間町、三野町の7町が合併して成立した。
この地域は、三豊市詫間町の範囲です。中でも荘内半島は、浦島太郎伝説で知られる半島です。最高峰の紫雲出山からは瀬戸内海を360度展望できます。
周囲には三豊市の粟島や蔦島などがあります。
紫の雲が出る山があり浦島太郎伝説が残る半島”
香川県の西部に備讃瀬戸と燧灘(ひうちなだ)を画するように半島が北西に向かって突き出ています。この半島を荘内半島といいます。荘内半島の先の部分はかつて「浦島」という島だったところで、陸繋島が発達して現在のような半島となったものです。
半島の中ほどにある船越と大浜を結ぶ辺りはかつて海だったところで、船越という地名は島であったときの運河状態の海に船が通っていた名残だといわれています。
「浦島」は、大浜・積(つむ)・生里(なまり)・箱(はこ)・香田(こうだ)の5つの浦と、粟島(あわしま)・志々島(ししじま)の2つの島をいいます。この中でも半島の先端にあたる箱の三崎は、昔から瀬戸内海航行上の重要な地点でした。このためここには、三崎大明神と呼ばれる神社が祀られ、航路の安全や管理を司る陣屋が置かれていました。
そして、ここの関の浦という入り江は、鎌倉・室町時代、沖を航行する船舶から通行税を徴収していたところで、山口の上関、中関、下関と並んで、四大関所と呼ばれていたそうです。