西条市鞍瀬地区も,猿、猪,鹿の被害の対策ができない話…2013・4・3
2013年 04月 03日
西条市鞍瀬地区も,猿、猪,鹿の被害の打つ手がない話…
毎月、第1水曜は、絵手紙ボラで、西条市鞍瀬のS公民館にきています。
今日は、絵を描きながら、「シカ食害 菜の花壊滅」の今日の愛媛新聞の話題も・・・・
・その件は最後に載せました。
ここ、愛媛県の西条市鞍瀬地区も,猿、猪,鹿の被害のお話に発展しました。
今朝撮った鞍瀬の写真を挿入しながら編集します。
①鞍瀬の公民館近くに住む,Hさん、Kさんの話に聞き入りました。
家の近くの山の畑、猿や猪に出会うので一人ではいかない。
もう数年前から、白菜は収穫前の真ん中を食べている。
猪は雑食性 ― タケノコ・ドングリ・葛・サツマイモ・栗・柿・ミミズ・昆虫・ヘビなど
運動神経 ― 助走なしで120センチメートルの柵を跳び越えます。
畑に竹や、金網の柵をしても無駄のようです。
いも類やジャガイモ等も、掘り出してかじっている。
タケノコは10年前までは産地であったが、地上に出る前に、猿、猪,鹿の被害。
穴を掘って食べるのでまったく収穫していない。
東予地区のお店で購入して食べるか知人に分けてもらう。(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
原因は、鞍瀬の住民が高齢者になって、山の猪 狩りなどの時節の行事が続かなくて廃止されている。
猪は,狩猟班の団体の協力で、金網の檻(オリ)のに中にエサでおびき寄せ、入って食べると、檻が閉まる方法。
先日、猪の母親が罠にかかって檻の中で暴れていたそうです。連絡をすると
狩猟班の鉄砲隊の人が来て、檻の中に向けて弾を打ち射止めるそう。
檻の外には、子供のウリ坊が何匹も哭いていたとか・・・・
それを見たHさんは、あの子供のイノシシを見てかわいそうともったが、
どうしようもなく、山に逃げかえったそう・・・・
「猪突猛進」は、臆病さの裏返しで、パニックになった時にとる行動だそうです。
イノシシが、近づいて来た時は、ゆっくり後ずさりするのが、良いようです。
山林に入る場合は、音(鈴やラジオ)であらかじめイノシシに人間の存在を知らせる工夫。
また、猿は人家に昼間でも来て、屋根の上を走っている。キィ~~キィ~~うろうろ
戸締りができてないところから家に入って、食材を探す。
大豆類を種を取るため、軒下に干しているのまで来てサルの家族連れが食べる。
人の気配がすると、右の脇に子供を抱え、左は大豆の干している束を抱えて退散。
人間様より賢くなって、逃げるのもお手の物・・・・
また、山の斜面にミツマタ・こうぞ等の木材の運搬用のリフトやレーンがあるそうですが、リフトにボス猿が座って見張り、周りで猿軍団が、新芽をや実を食べ、人里の畑も荒らす状態だそう・・・・
鹿も、餌を求めて里山に現れ、畑を耕しても、もはや人間の口には、届かない現状らしい。
今日は、野生の動物が多くなって、話すほうも、聞き手も、絵手紙は描く手が動かず・・・・
かく枚数はすこしになっても、話が深刻で今の現状は危険状態。
Hさんが嫁いできた昭和30年前半は、豊かな自然があり、自給自足もできていたのに、50年のあいだに、動物王国になって、暴れ放題。住んでいた人も、この現状に改善の見通しが立たず、山を出て町に住む。子供世代がいないので35年前~廃校跡が残る。
帰りの別道で桜三里の国道11号に出るところにしだれ桜が満開と教えてくれたので寄ってみました。
しだれ桜は7分咲きで見ごろでした。
シカ食害 菜の花壊滅 四国中央・翠波高原
2013年04月03日(水)愛媛新聞の記事より
写真】シカによる被害で壊滅状態になった翠波高原。円内はシカに食べられた菜の花=2日午後、四国中央市金砂町平野山
4月中旬から約1カ月間、約30万本が咲き誇る愛媛県内有数の菜の花の名所、四国中央市金砂町平野山の翠波高原で、菜の花畑計約3ヘクタールがシカに食べ荒らされて壊滅状態になっていることが2日、分かった。
市観光交流課は「シカによる食害でこれほど大規模なものは過去に聞いたことがない」と頭を抱えている。 同課によると、シカの足跡や角が園内で見つかっており、3月中旬〜下旬に、複数のシカが夜間に侵入、開花直前の菜の花を根こそぎ食べたとみられる。
獣害防止のため竹などの柵で囲っていたが一部が倒されるなどして効果はなかった。
同高原では、2010年にイノシシとシカが一部を荒らし、11年には雪害により全園の約9割が枯れた。12年にはシカの食害が一部で発生していた。