「東洋のマチュピチュ」での2種類の花。NO2…2013・4・17
2013年 04月 17日
ツツジの足下にキケマンの様な花が沢山咲いてました。
林内で自生する越年草。
名前の由来は、花色が黄色で、花序がケマン。
「華鬘(けまん)」とは、 仏殿の垂れ下がった 造花状の飾りのことで、花鳥や天女像をあしらったものが多い。
この花はどうやらその華鬘と似ているところから名づけられたらしい。
3-5月に茎先に総状花序をだし、 黄色い花を多数つける。
葉は1-2回羽状複葉。紫色の花はムラサキケマン(紫華鬘) という
筒状の花の先端にポチッと斑点が付いているところまで同じである。
ここで。東洋のマチュピチュの案内マップを挿入します。
あおきの花と実
雌雄異株。3~5月に、枝先に円錐花序を出す。
雌株の方が花序は小さく、花が少ない。花弁は4枚で紫褐色。雌花は雄しべが退化して無い。
雄株の花序は大きく、花の数も多い。雄しべは4本で、雌しべの痕跡がある
雄花と雌花を比較すると、雌花のほうが、開花時期が遅いような気がする。
雌雄異株なのに、開花時期をずらすことに、意味があるよう。
アオキの実は楕円形の核果で、秋から冬に赤く熟し、春までには鳥に取られるか、落ちてしまう。
5月を過ぎて、赤い実がアオキの枝に付いていたら、ほぼ確実に虫こぶ。
虫こぶは、常に瘤の形をしている訳ではなく実に綺麗なものもある。
アオキミフクレフシと呼び、タマバエの幼虫が中にいる。5~6月に、成虫が羽化するまで、実はこのまま。タマバエは、羽化すると、まだ小さな新しい実に産卵する。その実は、卵~幼虫のゆりかごとなって、翌年の初夏までタマバエの成長を助ける。