朴(ホウ)の花と大山(オオヤマ)レンゲの花
2013年 05月 15日
朴(ホウ)の花
木蓮(もくれん)科の花の朴(ホウ)花と大山(オオヤマ)レンゲの花が咲いていました。
朴(ホウ)は花びらの数が多くらせん状に配列し、がく片と花弁の区別が明瞭ではないなど、モクレン科の植物の比較的原始的な特徴を受け継いでいる。
朴は葉っぱ や 木材が有名ですが、ホウの木は軽くて、反りにくく、加工しやすいので、版画板や和太鼓のバチ、シャモジ、刀剣の鞘などに使われるようです。
大きなホウの葉はホウの葉味噌焼きや、木曽地方の名物ホウの葉巻きという菓子などにも使われます。
大きくなる木で、樹高30m、幹は直径1m以上になるものもある。
樹皮は灰白色、きめが細かく、裂け目を生じない。
葉は大きく、長さ20 cm以上、時に40 cmにもなり、葉の大きさではトチノキに並ぶ。
葉柄は3-4 cmと短い。葉の形は倒卵状楕円形、やや白っぽい明るい緑で、裏面は白い粉を吹く。
果実は袋果で、たくさんの袋がついており、各袋に0 -2個の種子が入っている。
大山レンゲの花
木蓮(もくれん)科の花は、モクレン、朴(ホウ)、泰山木(タイザンボク)等と殆どが上を向いて咲く。
木蓮(もくれん)科の花でも大山レンゲだけは俯いて咲く珍しい種類です。
大山レンゲの花は、甘い香りをふりまきながら、恥ずかしそうにうつむいて咲いている。そして、いつもすこし笑っている。
大山蓮華の花びらは 白の多弁の花柄に中央に雄しべの紅と緑の雌しべがいい感じです 。
大山蓮華の 花は3日しか咲きません。
別名「天女の花」。
花言葉は「愛に忠実」。
木も大きくは成長しませんし、花の直径も他と比べて小さく5~7cmに過ぎない香気ある花を下向きに付け、別名「天女花」と呼ばれるのも頷けるほど、可憐な風情があります。