愛媛県の高山植物探訪道中記noⅠ嶺南からの登山ルート
2013年 06月 01日
「出発が遅かったので嶺南の旧別子日浦から銅山越~銅山峰~東山~西赤石山~物住頭~前赤石山の往復でした。以前は元来た道を帰るのは遠いので前赤石の峪沿いを一気に下って別子側の道路に出ていましたが藪の中なので凄まじい惨状となります。
そこで、今回は元の道を雲海等を眺めながら日浦の登山口へとかえりました。
今年は栂桜の開花も早く例年だともう少し咲いているはずなのに今年は大方散っていました。物住頭少し手前に山梨と思われる純白の花が咲いている頃なのに今年は既に全て散っていました。銅山峰の栂桜は有名ですが西赤石の東に当たる物住頭にも少しですが栂桜が有り銅山峰より標高が高いのでなんとか咲いてる姿を見れました。
よく高山のお花畑と表現されますが時期が合えば正にお花畑と化す事この目で確認しました。下界が雲に覆われながら上部は晴れと言うめったに出会えない光景も堪能したした。石鎚山は最高ですが赤石山系も捨てがたい山です。」
写真もたくさん送ってもらったのでその写真を時間ごとのTさんのコメントを中心に、
manryouyも調べて補足もしながら編集しました。
水木の花
別子山方面の水木の花も終盤の様です。
8:35分
水木から熊野水木石鎚水木へバトンタッチの時期近しの様です。
5月31日の山中はひやゃ~~としています。
8:43分の2枚です。
銅山苺(いちご)の花
栂桜他を鑑賞すべく銅山峰方面に行きました。
銅山越近辺では銅山苺の花、(アカモノ)が咲き始めてました。
アルビノか色白の花が一輪だけ咲いてました。
9:19分
銅山越では晴れた日だけではない 峰はよく霧が発生します。 また 通年北寄りの風が吹いている。 別子の谷から吹き上げてくるのです。
[アカモノ」 (銅山いちご) アカモノ(赤物)はツツジ 科シラタマノキ属の常緑小低木。
別名はイワハゼ(岩黄櫨)。
四国(石鎚山、赤石岳ほか)の山地~高山地帯の林縁に自生する日本固有種で高さ10~30センチになる常緑矮性小低木。多く枝分かれして上部は傾斜して赤褐色の長い毛がある.
葉は互生、革質、広卵形で長さ1.5~3センチ、幅1~2センチ
花は、6~7月に枝先や上部の葉脈から花柄を出して、白色で少し赤みを帯びた鐘形の花を1個下向きにつける,
.花冠の長さ7~8ミリ、先端が5浅裂する
果実は、蒴果、がくが成長して多肉質になり果実を包むように赤く熟して食べられ甘酸っぱい味がする
9:30分ごろの2枚です。
愛媛県の東部、石鎚山系の東に法皇山脈があり、赤石山系と俗に呼ばれる地域。.赤石山系のすぐ北側には海岸線が迫っていて、1500m以上の連峰がこのように海岸に近いところにあるのは、日本でも例を見ません。
銅山峰を中心として、日本三大銅山のひとつに数えられた「別子銅山」の貴重な産業遺産群があります。
高山植物の宝庫であり、標高が低いにもかかわらず、ツガザクラやアカモノの大群落が形成されています、
9:40分ごろの2枚です。
no2に続きます。