早咲きのコスモス畑、四国中央市・・・2013・6・4
2013年 06月 04日
コスモスの中でも特に早く咲く優良種で、播種後60日位より開花します。
早咲きですが花は大輪で美しく、花色も赤・白・桃色などがあります。
ヨーロッパへは17世紀末~18世紀初頭にスペイン人神父によりもたらされました。
日本へは江戸時代末、文久年間に伝わりました。
広く普及したきっかけは明治前期、イタリアから東京の美術学校に赴任してきたラグーザによって持ち込まれたタネによると言われています。
品種 ・センセーション
1930年代にアメリカで育成された早咲き系統の品種です。コスモスの代名詞的な品種で、広く栽培されており、景観作り(コスモス畑)にもよく使われます。
草勢極めて強く栽培は極めて容易、誰にでも手軽に作れるそうです。
園芸品種には一定の気温があれば日長に関係なく開花する早咲き系があります。
早咲き系は春早めにまくと初夏には開花します。
野生種は草丈2~3mになりますが、園芸品種は矮性種で40cm、高性種で1.5mほどです。葉は細かく枝分かれして羽状になります。
花径は大輪種で10cmを超します。色は白、ピンク、赤、黄色などがあります。
白地に紅色の縁取りが入るピコティ咲きなど可愛らしいものもあります。
また、早咲き系に対して従来通り秋に咲く系統を遅咲き系と呼ぶこともあります。
ちなみに、主力で広く普及しているのは早咲き系の品種です。
普通のコスモスは春~初夏にタネをまいて夏~秋に花を楽しむ春まき一年草として扱います。
野生種はメキシコの高原が故郷、夜が長くなると花芽を作る「短日植物」で秋以降に花を咲かせます。
和名のアキザクラが示すとおりです。