おもだかの花と、食用のクワイとは!…2013・8・21

オモダカは日本各地の低地の水田や用水路に見られる多年草です。
葉は根元にまとまってつき、長い葉柄がある独特の矢じり形。

中国原産。平安時代に渡来して水田や湿地、ため池などに自生する。

おもだかの花も長い花茎を伸ばして3枚の花弁がある純白の花を咲かせています。
同花受粉を避けるため下部の雌花が先に咲きます。

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花茎は高さ20~70cm。上部の節ごとに径1.5~2cmの白色花を3個ずつ輪生ます。、雌花は多数の雌しべがつく。
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雄花は多数の黄色い雄しべがあります。

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夏に白い3弁花を咲かせ花序上部には雄花が、下部には雌花がつく。

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面高は葉っぱの幅が広く2片の先端はとがっている葉っぱが人面のように見え、かつ、葉っぱの面に葉脈が高く隆起しているところから「面高」や「沢瀉」とも書く。

・別名「花慈茹(はなぐわい)」

オモダカの栽培変種であるクワイは、塊茎が肥大化して食用となるため栽培され、おせち料理などに利用される。クワイは、根の先端にできる球茎を食用にするため栽培改良されたものであり、オモダカの球根を食用に改良したクワイは、、葉が幅広くて全体に大型です。

クワイはその外形から「芽が出る」ことを連想させるため、縁起物として扱われる。

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日本では、武家などの家紋としてオモダカの葉を意匠に用いたものがある。また、慶事用の切手(90円)にも、ツルと共にオモダカの文様が使用されている。

2012年の9月のオモダカの花はMOREです。




稲の根元に白い花が咲いています。一つ一つの花は小さくて可愛いのですが・・・・、
白い花は稲田の中まで万遍なく咲いていました。

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 沢潟は最初に畔沿いに生え、次第に田んぼの中央に進出しています。

沢潟は白い三枚の花弁で、総じて地味な感じがします。

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でも、葉っぱは細く長く、三枚に切れていますから特長があります。
沢潟の特長は何と言ってもユニークな形をした葉っぱです。

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これが「オモダカ」の名の由来になりましたし、 矢じりの形なので武家の家紋になりました。

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沢潟が福島正則や毛利元就の家紋になったのは、戦いは先ず矢を射る事から始まります。
沢潟紋は攻めて良し、守って良し、武勇の誉れ高い家紋だったのでした。

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「おもだか」は和名で「面が高い」という意味らしい。

葉っぱの形だけ見れば「面長」ですが、花を見下ろす高いところに葉っぱがあるので、
「面が高い」と名付けられたようです。

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by manryouy | 2013-08-21 08:22 | 夏~秋の花 | Trackback | Comments(0)

愛媛の東予地方から、日常の平凡な生活の中で感動した事や、日々の旬な話題・美しい花等を日記風にして発信をします。


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