稲田で稲束の乾燥風景…2013・10・4

稲刈り真っ盛り新居浜市の大生院方面では 今でも、 はで掛けしてる農家が有る様です。
イネを掛けるものをハザとか、はで掛けと呼びますが、地域や伝統でそれぞれ異なった 呼び方、立て方、素材があります。

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稲の穂, さわやかな青空のもと、稲穂が重く垂れています。 まさに実りの秋!
さすがに手鎌で稲刈りする農家は見当たらなくなりましたね。 こちらでは はで掛け にするべく藁を刻まず一条ずつバインダーで株から丁寧に刈り取っいました。

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前の週に準備しておいた竹材を組み立てて、はざ掛けの準備をしていました。
天気の良い金曜日の午前,前日に刈り取った稲の束を,竹で組んだ干し場にかけている農家の方ですが、しっかり縄で くくりつけ 、 稲の束をはざ掛けに掛けました。

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「コンバインで刈り取ると,わらはバラバラに切るから,どうしても米は機械で乾燥させ.一晩で急に乾かすからもろくなりコメがわれることもあるよ」
「はざ掛けは、だいたい15日間かけてゆっくり太陽が乾燥させてくれます。米に無理がない.だからわれない・しかもとてもうまい!」

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ところで,稲束のかけかたにはコツがあります.半分に割った稲束を竹にかけるとき,右左と交互にずらしながらかけていくのです。

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はで に掛かっている約2週間の間も太陽の光を受けて旨味を増しながら成長するそうですョ~(#^.^#)~!!
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昔から農家では刈り取ったお米をこのようにして乾燥させていました。近年はコンバインなど大形機械で刈り入れるところが多くなり,稲田で稲束の乾燥風景もだんだんと珍しいものになってきました。

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何気なく見ている稲刈りの風景ですが,こうして調べてみるとずいぶん新しい発見がありますね.

稲の乾燥にも長い歴史につちかわれた技術がありました。

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by manryouy | 2013-10-04 13:24 | お米ができるまでの関連 | Trackback | Comments(0)

愛媛の東予地方から、日常の平凡な生活の中で感動した事や、日々の旬な話題・美しい花等を日記風にして発信をします。


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