今治市桜井・蛇越し池近辺、湿地帯に今年もサギ草が咲いています。
早朝6時15分ごろ撮影
サギソウとは
日当たりのよい平地や山麓の湿地に自生する日本を代表する野生ランです。
かつては北海道、青森をのぞいた全国に分布していましたが、乱獲や生育環境の破壊により現在では自生のものを見る機会は少なく、環境省のレッドリストでは準絶滅危惧種に指定されています。
夏に花茎を長く伸ばし、名前の通り鷺(さぎ)が羽を広げたような姿の純白花を数輪咲かせます。
英名の「イーグレット・フラワー(Eargret Flower)」も「白鷺」の意です。
花もちはさほどよくなく、開花して4~5日で枯れてしまいます。
自生のものは一輪咲きのものが多く、栽培品と比べて花茎も長く伸びます。
他の野草に生存競争で負けないために花茎を長く伸ばすのかも知れません。
株の基部から2~3本の地下茎を伸ばしてその先に1コずつ新しい球根を作り、秋には地上部と古い球根が枯れ、新たにできた球根の状態で冬を越します。
2014年も真夏日の予報で気温がぐんぐん上がっています。
追加
7月20日、午前11時に中国・四国地方が梅雨明けしたと見られると発表がありました。
2011年7月終わりの記事を下に貼る。鷺草が咲く(今治市桜井;国民休暇村入り口)
毎年見に行きますが、面白いアングルで撮りました。
鷺草について調べて書きました。
湿地に生え,地中に球根を作る多年草です。7 月頃に 2,30 センチの花茎を伸ばし,先端に 2,3 個の花をつけます。
萼片は小さく緑色で 3 枚,花弁は白く 3 枚で,そのうちの 2 枚の大きな唇弁は縁が細かく裂けています。
この花の形が白鷺の飛んでいるところに似ているというのでこの名前がついています。
花の後ろには長い緑色の管状の距と呼ばれるものがついて、半透明なので中に少し液体が溜まっているのが見えます。これが蜜らしいです。
お盆頃がまでがピークでしょう。