我が家で抹茶を楽しむ…2014・8・16
2014年 08月 16日
国連本部での各国大使の会議の昼の休憩時に日本の文化のお茶の接待をしている
毎年春と秋に、国連本部に、おもむきお茶会は、1年間の2回で
とても気さくなWさん、、我が家のお抹茶は古いのですが、缶入りで冷蔵庫に保存していたのを見てもらい、使えるようで・・・・お盆でお点前を見せてくださり美味しくいただきました。
茶筅には真・行・草があり、真(数穂)行(中穂)草(荒穂)になります。お薄は、穂の数が多い100本立です。
manryouyの素朴な、抹茶と濃茶の違いの質問にも丁寧に答えてくださいました。
茶の湯の伝来時は、濃茶のみで、それも薬として伝わったので僧侶や武士などが濃茶を飲んでいました。希少価値なので値段も高く、特権階級の御用達だったんですね。
濃茶は基本的に、茶事などで客の人数分の濃茶を点ててひとつの椀に入っているものを主客より順に飲みまわすものです。濃茶の場合は「点てる」とは言わず、「練る」といいます。
色も味も濃厚になので、苦味や渋味の強い下級品ではなく、良質で上品な香りとまろやかさを持った、よい品質の抹茶を選ぶ必要があります。数年たつ茶の木の新芽を採るので、高価とか・・・・・
左は夏用の柄杓と右の冬用の柄杓。大きさが違う理由も聴きました。
柄杓風炉用は合が炉用より小さく、柄の切止の身の方を斜め切りしています。
炉用は風炉用より合が大きく、柄の切止の皮の方を斜め切りしています。
茶巾の素材には麻を地方の水で晒した物を用います。奈良晒または江州高宮晒などがあります。本来一会限りの使捨てが原則ですが、清潔を保ち繰り返し使用します。
お話をお聞きして、日本にだけの茶道文化のようで、中国のお茶の文化とはかなり違っていました。
せっかくなので、manryouyも、このお道具使って、気軽に抹茶も楽しみたいと思いました。
また、ご主人の実家に来た時、お会いできる約束をしてくれました。
素晴らしい親善のお接待は,日本の着物文化も披露でき、外国の大使館の皆さんは大変喜ばれるそう。
各国の大使館のお茶席は、 花器も白いものを中心に使うなど、細部にまで考え抜いて飾りあげた生け花も活けて有り、飾り床の間のしつらえにも気を遣うそうです
立礼の御薗棚をはじめ茶点盤や立礼式茶道を行い、お国柄が出る、お茶の素朴な質問にも的確にわかりやすくおこたえして伝えるためには、各国のお茶習慣の勉強が大変のようでした。
立礼席での御点前 - YouTube立礼席での御点前 が、あったので貼ります。
↓
https://www.youtube.com/watch?v=h_CKlrQaPfs
その後、日本食のお寿司の盛り合わせがDVDに編集されていましたが、握りずしは今や世界的に人気のようです。
アメリカへの渡航も自費で行かれて時間と労力を惜しまない日本文化のお茶席接待の活動に感動しました。
また、次回のお土産話を楽しみに待つことにしましょう!