国民的イベントの日本のバレンタインデー…2015/2/14
2015年 02月 14日
いまや国民的イベントとなったバレンタインデーですが、日本でバレンタインデーにプレゼントを贈るきっかけを作ったのは、神戸の洋菓子店「モロゾフ」。2月14日に女性が男性にチョコレートを贈るイベントとして定着するまでには、30年くらいの年月がかかりましたが、その起源を遡ると約80年前のエピソードに行き着きます。
もう少し詳しい記事が
【1931(昭和6)年、西洋文化の洗礼を受けた港町・神戸で誕生したモロゾフは、お洒落でハイカラなチョコレートの製造販売を始め、翌32年にハート形のバレンタインチョコレートを日本で初めて発売。
さらに、36年2月12日には、英字新聞『ザ・ジャパン・アドバタイザー』に日本初のバレンタイン広告を掲載します。その広告には「バレンタインデーにはチョコレートを」というコピーを掲載。
日本でも2月14日が「チョコレートで想いを伝える愛の日」になってほしいと願ったモロゾフは、愛とロマンに満ちたメッセージを、その後もチョコレートに託して発信し続けていくのですが、その背景には、モロゾフ創業者が米国の友人を通じて、2月14日に贈り物をする欧米の習慣を知ったことが、今日の日本式バレンタイン発祥の由来と言われています。】
拡大するお菓子業界のバレンタインデー戦略
日本では1936年に「モロゾフ」が最初にバレンタインデーの広告を出し、1958年に伊勢丹が「バレンタンデーにチョコレート」を提案。1970年代後半までに女性から男性にチョコレートを渡して愛を告白する形に落ち着いたといわれています。
【バレンタインにチョコレートを……という仕掛けは、モロゾフに限りませんでした。58年には、百貨店「伊勢丹」が初めてキャンペーンを開催。
その後も、お菓子業界の売り込みはさらに広がりを見せ、60年には森永製菓が新聞広告などを中心に、バレンタインデーチョコの販促を積極的に打ち出します。
68年には、輸入雑貨専門店の「ソニープラザ」もフェアを開催。ソニーの創業者である盛田昭夫氏は「日本のバレンタインデーはウチが作った」と豪語するほど、若い女性をターゲットにしたバレンタイン商戦は熱を帯びていきます。
そして70年代に入ってからは、多くの女性からバレンタインデーは「チョコレートで想いを伝える愛の日」として支持を集め、現在の日本のバレンタインデースタイルが定着することに・・・。】
最近では女性の友人同士で贈り合う「友チョコ」や男性から女性に渡す「逆チョコ」、自分のために買う「自己チョコ」まで登場し、クリスマスなどと同じく独自の進化を遂げた日本式イベントといえそうです。
まさしく「商品を売りたければ文化を作れ」をスローガンに掲げたかのように一致団結し、日本にバレンタインデーを定着させたお菓子業界。
その商魂は見事に大成功をおさめ、2013年のバレンタインでは、アベノミクス効果に便乗した大手百貨店が600万円ものティアラ形チョコレートを販売。
どんな女性が購入したかはわかりませんが、誰に贈ったかも大いに気になるところです。
今熱い“自分チョコ”、次なる戦略“逆チョコ”
お菓子業界のチャレンジはさらに続き、バレンタインのあり方も大きく進化を遂げます。
今、シェアを伸ばしているのは“自分チョコ”。
そして、今後、お菓子業界が狙うのは、男性から女性にあげる“逆チョコ”だとか。なかなか女性に思いを伝えられない草食系男子は、お菓子業界の戦略である“逆チョコ”に便乗してみるのもよいかもしれませんね。
本命チョコ、義理チョコ、自分チョコ、友チョコ、逆チョコ。今では「チョコの日」と化している。みなさんは何チョコを買いますか?
(※)インターネットリサーチサービス『myアンケートASP』調べ
西欧やアメリカでは「愛の誓いの日」とされるバレンタインデーです。世界各地で「愛の誓いの日」とされる2月14日の「St.Valentine's Day(セントバレンタインデー)」
いくつか説はありますが、その起源は古代ローマ時代までさかのぼります。
当時のローマでは、時の皇帝クラウディウス2世が「家族や恋人を想って軍の士気が低下しないように」と、兵士たちの結婚を禁止していました。
それでも結婚を望む兵士のために、こっそり結婚式を執り行っていたのがキリスト教の司祭・聖ウァレンティヌス(聖バレンタイン)でした。
しかし、このことがローマ皇帝の逆鱗に触れ、聖バレンタインは処刑されてしまうことに。
それ以来「愛し合う男女の守護聖人」として崇められることになります。
その後、さまざまな習慣やエピソードと混じり合って殉教した2月14日がバレンタインデーとして定着したといわれ、すでに14世紀頃のヨーロッパでは、この日に恋人たちがプレゼントやカードを交換する風習があったそうです。
それにしても古代ローマの 時の皇帝クラウディウス二世は 結婚禁止だなんて暴挙に出るにもほどがありすぎますよね
バレンタインデーは すっかり定着した行事で
私も大好き♪
でもハロウィンには拒否感があります(^^ゞ
どてかぼちゃ祭りでイイじゃないかと思います(テヘ)
日本のバレンタインが詳しくわかって納得ですが、manryouyは、理由が知りたくてこうしてまとめます。
いろんな商戦は、イベントとして盛り上がり楽しめます。