柊(ひいらぎ)ナンテンの黄色い花…2015/2/26
2015年 02月 26日
柊南天の花が芳香を放ちたくさん咲いています!
ヒイラギナンテン(柊南天)は、葉の形がヒイラギ(柊)に似ていて、果実がナンテン(南天)に似ているのが名前の由来ですが、日本ではナンテンが「難転」~難を 転じて福となす~に通じることから、縁起木として愛されてきました。
ヒイラギナンテンとは台湾、中国に分布する常緑性の低木です。光沢のある葉は美しく、姿も低くまとまるので、庭木や植え込みに広く利用されています。葉っぱにとげとげがありチクチクするので、公園などでは進入・立入禁止を目的として植えられることもあります。また切花(花と言うより枝)としても利用されます。
台湾や中国、ヒマラヤが原産で、日本へは江戸時代に薬用植物または観賞植物として中国から導入された。
その名の通り、ヒイラギ(柊)のような刺のある硬い葉が沢山ついているが早春、早いものでは1月末ぐらいから幹の先端から多くの長い花穂が伸び出し、2月上旬から3~4月にかけて沢山の黄色花を咲かせる。
1ツの花はとても小さく、花径は数mmだが、9枚の萼片、6枚の花びら、6本の雄蕊ともに鮮やかな黄色なので、目立った美しさを誇っている。
葉っぱ革質で厚みがあり、縁はぎざぎざになり、その先端がかたく針状になります。
冬になると葉は赤く色づきます。
春に茎の頂点から花茎を横から斜め下伸ばして小さな黄色い花をたくさん咲かせます。
葉の縁が鋸の様に尖りヒイラギモクセイのように人を寄せ付けない目的で公園などで寄席植えに使われることもあるが、本来はつくばいや景石の横に単植で添えてアクセントとして使う。
葉は触れると痛いので、敬遠されがちだが春に咲く黄色い小さな花は愛らしい。
近寄って匂いをかぐと、菜の花に似た香りがする。しかし、それほど強くは香りを放たない。
雄しべは触れるとめしべの方向に動くおもしろい性質があります。
花後には丸い果実がブドウのように房状になってたくさん付きます。果実は6月頃に黒紫色に熟し、表面は白い粉を吹きます。特に鬼門除けとして玄関前に植える場合が多い。