エイザンスミレと四国山地…2015/4/20
2015年 04月 20日
曙躑躅の背後には沓掛山 足下には 名前の判らん菫の花が咲き捲っていました。
皆さんの連絡のおかげで名前が分かったので編集します。
「エイザンスミレ」でした。
エイザンスミレは本州から九州各地の低山の落葉樹林に生え、やや湿ったところに多く見られます。
葉はスミレの仲間らしくない形をしています。葉のつけ根まで大きく3つに裂け、ふつう、それぞれに深い切れ込みがあります。
花は香りがあり、薄いピンクで花径2cm強、まれに白花もみられる。
草丈は開花のころは10cm程度ですが、花後に2~3倍にも急速に成長します。
エイザンスミレと近縁種のヒゴスミレは、自然に雑種をつくることがあり、できた雑種はヒラツカスミレと呼ばれます。
人工的にも再現できるので、よい株を交配した美しいものが流通しています。ほかにも、エイザンスミレは他種としばしば雑種をつくり、これらの子孫は葉が切れ込みます。
曙躑躅の背後には沓掛山です。
沓掛黒森の険しい岩峰が迫ります。
左のちち山 と右の笹ヶ峰の霧氷が白く輝きます。
親戚Tさん提供。4/15日撮影