新宿御苑のユリノキの大木が満開の花・・・2015/5/9

新宿御苑に寄ったら、ユリノキの大木が満開の花を咲かせていました。
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樹種モクレン科ユリノキ属
樹齢&大きさ目通り幹周り4.5m 樹高34m 樹齢134年

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樹齢134年樹高34mになる日本のユリノキの原木が下から上までびっしり花をつけている姿は壮観でした。

フランス庭園のバラの花も咲き始めていて、一面にいい香りが漂っていました。

広い御苑でひと際目立つ、3本立ちのユリノキ。木陰にベンチが・・・

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ユリノキほどいろんな別名がある木も珍しい。花がユリ(百合)の花のような木で「ユリノキ」が学名ですが、やはり別名に花がチューリップに似ているから「チューリップ・ツリー」、

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葉の形が半纏(上着)に似ていることから「ハンテンボク」、葉が奴凧に似ていて「ヤッコダコノキ」、さらに葉の形を軍配に形容し「グンバイノキ」と、5通りもの名前で呼ばれています。

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新宿御苑の西門にあるインフォメーションセンターではいま、御苑の歴史を江戸時代から現代までの変遷をパネルで展示し公開中です。これを見ると、御苑のルーツが分かるだけでなく変転に次ぐ変転、まさに日本史そのもの、とても興味深い。
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 東京大学農学部と東京農工大農学部も新宿御苑内に開校した農事修学場(のち農学校)の前身であったとは・・・。また、青森リンゴや小豆島のオリーブなども御苑が研究開発し地方に普及させた特産品であることも初めて知りました。

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徳川家康が江戸城にに入った翌年天正19年(1591年)、家康は家臣の内藤清成に江戸城西門警備役を任命し現新宿に屋敷を拝領しました。その後、内藤氏の長年の功績を認め、馬を走らせて回れるだけの広さ、東は四谷、西は代々木、南は千駄ヶ谷、北は大久保に及ぶ土地を与え、地名を「内藤町」と命名しました。

 時は移り、明治維新・・・。明治政府はこの広大な16ヘクタールの土地を大蔵省に買い上げさせ、牧畜・園芸の改良を目的とした「内藤新宿試験場」にしました。ここで「広く内外の植物を集めてその効用、栽培の適否などを研究し、良種子を輸入、それを生育してその種子を各府県に別けて試験させ、民間にも与える」国家規模での農業技術の研究開発が行われました。

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ここに紹介するユリノキ、以後登場するモミジバスズカケノキ(プラタナス)、ラクウショウ(落羽松)、ヒマラヤシーダー、タイサンボク(泰山木)などは、この明治時代に内藤新宿試験場が種子を輸入し育成したものです。そしてその種子を各府県に分け与え、全国に普及したもので、それらは全国の母なる木“母樹”です。

manryouyより
メル友Rさん、貴重なレポートと写真をありがとうございました。
manryouyも調べて追加しました。

フランス庭園のバラの花も見ごろは5月16日・18日頃が見頃ですね

先日の今治市の市民の森に咲いていたチューリップの花のような木も調べて分からなかったのが、
これで新宿御苑の母樹が全国に普及したことがよく分かりました


by manryouy | 2015-05-10 15:14 | Rさん写真 | Comments(0)

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