花梨 (かりん)の実と効能…2016/9/17

カリンとは、バラ科・ボケ属に分類される中国原産の落葉樹です。
平安時代に弘法大師が中国から苗を持ち帰ったことから日本に伝わったとされています。

4~5月になると、枝の先端に3cmほどの花を咲かせます。
花びらは5枚で、ピンク色をしています。

花梨 (かりん)の花・・・2013/4/10


9月中旬manryouy撮影。

まだ青い実ですが、今から黄色く実っていきます。

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花は実へと変化し、10~11月に熟します。
10~11月に実るカリンの実は、黄色く甘い香りがします。

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ただ、生のままだと固くて渋いことから、焼酎に漬け込んだり、
砂糖やはちみつに漬けたりして味わわれます。

また、中国では、約2,000年前から「木瓜(モッカ)」という
咳止めや鎮痛作用のある漢方薬としても利用されてきました。


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カリンの実には、ビタミンCやポリフェノール、ベンズアルデヒドといった
様々な成分が含まれています。ビタミンCには強い抗酸化作用や
副腎皮質ホルモンの合成を助ける働きがあります。

これによって、免疫力の向上やストレスの緩和、美肌効果などが期待できます。

さらにリンゴ酸やクエン酸によって疲労も回復されるなど、体によい
効果をたくさんもたらしてくれます。



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by manryouy | 2016-09-17 19:52 | 秋の実 | Trackback | Comments(0)

愛媛の東予地方から、日常の平凡な生活の中で感動した事や、日々の旬な話題・美しい花等を日記風にして発信をします。


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