彼岸花の成長のサイクル…2017/9/16
2017年 09月 16日
田畑のあぜなどでヒガンバナが真っ赤な花を咲かせ始め道行く人たちに
季節の移り変わりを感じさせている。ヒガンバナ科の多年草。
土手や田の畦に生え,秋の彼岸のころ、高さ約30センチの 花茎を伸ばし、
長い雄しべ・雌しべをもつ赤い6弁花を数個輪状につける。
彼岸花の別名「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」は、サンスクリット語で
天界に咲く花という意味です。
おめでたい事が起こる兆しに赤い花が天から降ってくる、という仏教の経典から来ています。
彼岸花の成長のサイクル
彼岸花は、秋雨が降ってやがてお彼岸という頃になると芽を出し、
1日に10cm近くも茎が伸びていく。
瞬く間に50センチ位になり、真っ赤な花弁を反転させて咲き誇る真っ赤な花を咲かせます。
『彼岸花』は9月の中旬になるとスルスルと茎が伸び、わずか1週間程で花を咲かせます。
しかし、その開花時に葉の姿はありません。
というのもこの時、葉は地中の球根にあります。
そして1週間ほどで花も茎も枯れてしまう。
相思相愛の彼岸花。
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花が枯れた後で今度は球根から緑の葉っぱがすくすくと伸びてくる。
冬になって周りの植物が枯れても、たわわにしげった葉っぱのままで冬を越します。
時をずらして顔を出した葉は、冬の間も枯れることなく光合成を続け、
たっぷりと球根に栄養を蓄えます。
そして春になり、他の植物が茂り花咲く頃には、早くも葉を枯らして夏の休眠期に入る。
秋のお彼岸の訪れが近くなるとやがて秋雨をたっぷり含んでから、急ピッチで姿をあらわして、再び花を咲かせます。
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