十三夜の月(栗名月)とは ・・・2011年10月9日

こんばんは!

■十三夜
 日本では、古くから秋の名月を鑑賞する「お月見」の風習があります。

お月見というと旧暦八月十五日の十五夜がもっとも有名ですが、日本では古来もうひとつ旧暦九月十三日の十三夜もまた美しい月であると重んじていました。

中秋の名月の後なので、「後の月」と言われたり、「小麦の名月」と呼ぶ地方もあります。これは旧暦九月十三日の晩のお天気で、翌年の小麦の豊作、凶作を占う習慣から来ています。

 十五夜はあまりすっきりしない夜空であることが多いのに対し、十三夜の夜は晴れることが多いようで、「十三夜に曇り無し」という言葉もあります。
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十三夜の名月をデジカメで撮りました。
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満月よりも少しだけ欠けた月を見るというのも、また趣きがあっていいのかもしれません。

気をつけて見ると満月よりもちょぴり欠けているのが確認できる程度で、それほど大きな違いはわかりませんね。

これは完全な満月より、たとえば"花"に七部咲きの美を観るのと同等で、十三夜の満月に向かう明月の姿は、まるで"かれんな乙女"にも似たものがあるのかもしれない。
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中秋の名月は旧暦8月15日に見える月のことですが、十三夜の月は旧暦9月13日に見える月のことです。

現在の暦でいうと10月頃になりますが、ちょうどこの頃は栗が実る時期であることから、栗名月と呼ばれることもあります。

十三夜の日付

西暦年 旧暦九月十三日 曜日
2009年 10月30日  金曜日
2010年 10月20日  水曜日
2011年 10月9日   日曜日
2012年 10月27日  土曜日

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by manryouy | 2011-10-10 00:28 | 季節の風物詩 | Trackback | Comments(0)

愛媛の東予地方から、日常の平凡な生活の中で感動した事や、日々の旬な話題・美しい花等を日記風にして発信をします。


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