鯉のぼりの由来と こどもの日・端午の節句と
2012年 05月 05日
鯉のぼりには、人生という流れの中で遭遇する難関を鯉のように突破して立身出世して欲しい、という願いが込められており、古代中国の故事に由来します。
中国の黄河上流に竜門という激流が連なる滝があり、そこを登り切った魚は霊力が宿って龍になるといわれていました。その滝を登るほどの勢いのある淡水魚は、清流のみならず池や沼地などでも生息できる生命力の強い鯉をおいてほかにありません。ある時、一匹の鯉が激しい滝水に逆らいながら竜門を登りきったところ、鯉は龍へと変身し天に昇っていきました。中国では龍は皇帝の象徴でもあり、とても縁起のいいものなのです。
この「登竜門」 という故事が、立身出世の関門を示すお馴染みの慣用句の語源ですし、「滝」という漢字もこの故事に由来しています。また、古代中国の超エリートである官吏登用試験制度の科挙の試験場の正門も「竜門」と呼ばれています。
「五月人形」は、人形が人の厄を受けてくれるという身代り信仰のひとつで、有名な武者を模したものを「武者人形」と呼び、勇ましい男子に育つよう願いが込められています。
「端午の節句」は別名「菖蒲の節句」である そうです。
「菖蒲」が「尚武・勝負」と音が通じ、また菖蒲(しょうぶ)の葉や根を使い、昔から邪気を避け、悪魔を払うという信仰があります。
鯉のぼりの写真は、今日(2012・5・5)の午前中に今治市内で撮影しました。
都会の方がこの頃、こいのぼりあげてる家が少なくなったのでこちらへ帰ったら懐かしいと言っていました。そういえば~~ですね。
↓ 数々のお花、綺麗でした(*^_^*)