オモダカの花
2012年 08月 05日
3弁の花びらが可憐です。
幼い花は雌しべ・雄べの部分が緑色で、開くと黄色に変化する。
「日本十大家紋」の一つにもなっているオモダカは、湿地や田んぼなどに自生する植物。
葉っぱが人面のように見え、
かつ葉っぱの面に葉脈が高く隆起して いるところから「面高」とも言う。
棟方志功の子どもの頃のエピソードの1つに沢瀉(おもだか)の花が出てくるそうです。
《(大正4年頃)では珍しい飛行機が飛んで来た。
それを追いかけていく途中に転んでしまった。
ふと顔を上げると目の前に白い小さな花があった。
それがオモダカの花であった。それを見た瞬間、飛行機を追うことを忘れ、
「この美しさを表せるような人間になりたい」と思った。 身体も小さく、幼少から極端に目が悪かった棟方少年、このオモダカの花が転んだ先に咲いていなければ、
その後の棟方はどうなっていたのだろう!?》
小さな雑草のような白い花だが、その時の棟方少年の心に響き、発見した花だったに違いない。
世界の棟方を生んだきっかけの花は、7月~8月頃に、高さ約60センチメートルの花茎を立てて、総状に白色三弁の単性花をつける。
地中にある茎の一部がデンプンなどの養分を蓄え、塊状に肥大したもの塊茎は食用になる。
この花、綺麗な白色ですね。
今頃 夏の間に咲く花なんですね。
棟方志功が子どもの頃 見たと云うことは、関東でも見られそうですね。
見つけられるかな~ ?