オモダカの花

田んぼの隅っこにオモダカの花が咲いてました。

3弁の花びらが可憐です。

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幼い花は雌しべ・雄べの部分が緑色で、開くと黄色に変化する。
「日本十大家紋」の一つにもなっているオモダカは、湿地や田んぼなどに自生する植物。
葉っぱが人面のように見え、
かつ葉っぱの面に葉脈が高く隆起して いるところから「面高」とも言う。

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棟方志功の子どもの頃のエピソードの1つに沢瀉(おもだか)の花が出てくるそうです。

《(大正4年頃)では珍しい飛行機が飛んで来た。
それを追いかけていく途中に転んでしまった。
ふと顔を上げると目の前に白い小さな花があった。

それがオモダカの花であった。それを見た瞬間、飛行機を追うことを忘れ、
「この美しさを表せるような人間になりたい」と思った。 身体も小さく、幼少から極端に目が悪かった棟方少年、このオモダカの花が転んだ先に咲いていなければ、
その後の棟方はどうなっていたのだろう!?》

小さな雑草のような白い花だが、その時の棟方少年の心に響き、発見した花だったに違いない。

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世界の棟方を生んだきっかけの花は、7月~8月頃に、高さ約60センチメートルの花茎を立てて、総状に白色三弁の単性花をつける。

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地中にある茎の一部がデンプンなどの養分を蓄え、塊状に肥大したもの塊茎は食用になる。

Commented by saitamanikki2008 at 2012-08-06 11:47
こんにちは。
この花、綺麗な白色ですね。
今頃 夏の間に咲く花なんですね。
棟方志功が子どもの頃 見たと云うことは、関東でも見られそうですね。
見つけられるかな~ ?
Commented by manryouy at 2012-08-08 21:58
saitamanikki2008さん、田んぼの畦に咲いています。
家紋にもなっていて、身近な花のようです。
棟方志功が子どもの頃 に感動した花。
葉っぱに特徴があって、面白い名前が付きました。
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by manryouy | 2012-08-05 15:36 | 夏の花 | Trackback | Comments(2)

愛媛の東予地方から、日常の平凡な生活の中で感動した事や、日々の旬な話題・美しい花等を日記風にして発信をします。


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