「唐朱瓜」はカラスウリ・・・その花のあとに若い実

「からす瓜」と呼ばれているのはこの実はカラスが好んで食べているからとか・・・・
ある人の著書の中では、「からす瓜」とは、往時、唐から輸入された朱赤色で卵形の朱の原鉱に類似しているので当時の人がこの植物を「唐朱瓜」と呼んだと記されているそうです。

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唐朱瓜

大分大きくなって縞模様もくっきり 、まるでイノシシの子どもの「うり坊」の様です。

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道端の野の花、そして草や木。
どこにでも咲いている道端の可憐なお花。

古の歌から生い立ちを辿り、草木たちの古を思い浮かべながら
草花や木々を眺めてみるのもいいですね。

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「唐朱瓜」という説をとると長い歴史のある植物になります。

晩秋に垂れさがる実の色を見ると「唐朱瓜」というのもうなずけます。夏に咲く花は、糸状に細裂した繊細な白い花を咲かせます。

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このあと秋が深まると赤い実になりますが、夏に咲く花からは想像もできません。

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からす瓜 はひのぼりゆきて 痩杉の こずゑに赤き  実を垂らしたり (若山 牧水)
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by manryouy | 2012-08-12 01:19 | 日々の話題 | Trackback | Comments(0)

愛媛の東予地方から、日常の平凡な生活の中で感動した事や、日々の旬な話題・美しい花等を日記風にして発信をします。


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