ツリガネニンジン
2012年 09月 16日
和名は釣り鐘状の花が咲き、大きな根を朝鮮人参に例えたものという。
新居浜市の山田社宅の北斜面に毎年この時期に咲いています。
ツリガネニンジンは山野のススキ草原や溜池の堰堤などに生育する多年草。
キキョウなどと共に、秋の到来を感じさせる植物の1つ。
花期は8-10月で、淡紫色の下を向いた鐘形の花を咲かせ、数段に分かれて葉と同じように茎に輪生するの先に少数ずつをつける。花冠は長さ15-20mmで先端はやや広がり、裂片は反り返る。萼片は糸状で鋸歯がある。
顎は細くて糸状であり、雌しべは釣り鐘型の花から少し突出する。
花が開いた直後は雌しべの先端はこん棒状であるが、その後先端は3つに分かれて広がる。
夏から秋にかけて刈り取られると根生葉を再生し、花茎も再生できる地下に大きな根があり、これに養分を貯蔵している。夏に刈り取られると速やかに地上部を回復する戦略をとっており、刈り取り草原によく適応した方法らしい。
一番下の、こちらはサイトから拝借の写真です
新居浜 星越 住友金属鉱山社宅跡地に群生してました。
2011年9月16日 午前に撮影