「むべ」の花~不老長寿伝説~天智天皇のむべなるかな~
2013年 04月 10日
あけびの花と一緒に むべの花も咲いていました。
「むべ」は,アケビ科のつる性低木常緑樹で,白い花を多数つける。。
「むべ」とはアケビ科の一種。
【春】
白い可憐な花をつけ始めます。
【夏】
実が少しずつ大きく成長していきます。
【秋】
鶏卵より大きい赤紫色の実になります
春に白い花をつけ、秋に長さ7~9センチほどの鶏卵より大きい楕円形の実を結びます。
むべを割ると半透明の粘りのあるゼリー状の果肉と種が詰まっていてます。
とろ~っとした実はほんのり甘く素朴な味が楽しめます。
長寿を祝う贈り物に最適の果実です。
http://www.nube.jp/mube.html
上のネットより
不老長寿伝説~天智天皇のむべなるかな~
蒲生野に狩りに出かけた天智天皇がこの地で、8人の子供を持つ大変元気で健康的な老夫婦に出会いました。
天智天皇がこの老夫婦に、「汝ら如何に斯く長寿ぞ」と長寿の秘訣を尋ねたところ、老夫婦は、「この地で取れる無病長寿の霊果を毎年秋に食します」と言いながら、ひとつの果実を差し出しました。
それならば食べてみようと天智天皇もその果物を一口食べました。すると、「むべなるかな(もっともであるな)」と一言天皇は言ったのです。
この時に発した「むべ」という言葉がそのまま果物の名前の由来となりました。
その昔,天智天皇が「むべなるかな!」と仰せられたのは,その赤い実であったことが分かったそうです。
アケビは冬になると葉が落ちてしまうのに対して、むべは一年中緑を保ちます。
また、アケビの実は熟すと割れて、白い果実があらわれますが、むべの実は開くことはありません。
そのために実に虫がつかないので喜ぱれ、庭に植えられることも多いそうです。
また、この木の葉は、幼木のときは3枚、その後5枚、実が成る頃には7枚になるので、「七五三の縁起木」ともいわれています。