萩の花とあんこのお餅・おはぎについて…2013・9・24
2013年 09月 24日
新居浜市瑞応寺霊園脇の水路沿いの萩の花
2012年9月26日のUPも再編しました。
b>新居浜市の瑞応寺霊園水路沿いに萩の花が枝垂れ咲きでまるで流れ落ちる滝の様でした。
ハギの花は豆のような蝶形花。 枝や葉は家畜の飼料や屋根ふきの材料に葉を落とした枝を束ねて箒(ほうき)にしていました。
根を煎じて、めまいやのぼせの薬にするなど、一昔前までは人々の生活にも溶け込んでいたそうです。
地上部は一部を残して枯死するため、毎年新しい 芽を出すことから「はえぎ(生え芽)」となり、しだいに「はぎ」に変化したとも・・・・・。
秋の十五夜(満月の夜)に「薄(すすき)」や「おだんご」を一緒に 縁側などに置いて、お供えする習慣もあるようです。
15夜のお団子は、粒あんをかけて食べるそうです。
「暑さも寒さも彼岸まで」と言われるように、春の彼岸は農作業が始まる時期で、秋の彼岸は収穫の時期にあたります。よって、春には収穫をもたらす山の神などを迎えるためぼたもちを、秋には収穫を感謝しておはぎを作ったとも言われています。
「 あんこのおもち」についての話も面白いです。
春 牡丹餅
牡丹の花が咲く季節、すなわち春の彼岸に、神仏や先祖への供物とされた小豆あんの様子を、牡丹の花に見立てたことから。
秋 御萩
牡丹餅と同じく、小豆あんの様子を秋の彼岸の時期に咲く萩の花に見立てたことから。
・「あんの状態による違い説」……こしあんをつけたものが「ぼたもち」、つぶあんが「おはぎ」。
・「大きさによる違い説」……丸くて大きいものが「ぼたもち」、小ぶりで長めに作られたものが「おはぎ」
・「米の状態説」……もち状態なのが「ぼたもち」、つぶつぶが残っているものが「おはぎ」
それぞれには小豆(あずき)のあんこが つかわれます。
秋の「おはぎ」の頃にはまだ柔らかいために 「おはぎ」は”つぶあん”にし 冬を越え春になった「ぼたもち」のときには、 固くなった粒のままでは使えないので 粒をつぶして”こしあん”にする。
ここから、”つぶあん”と”こしあん”の 区別ができたらしい。
今は年中おはぎで通すお店が圧倒的に多いようです。