西条市の諏訪山古墳と今治市朝倉の牛神古墳
2013年 10月 28日
西条市舟屋、諏訪神社境内にある古墳です。
丘陵西側に突き出た尾根が道路で切断されて独立丘陵のようになっています。
西側にある舟屋集落の中の細い道を抜けて南側の鳥居前まで来るのが道を尋ねて来れました。
鳥居の手前に入り口を示す標柱があり、山道のすぐ先に「市史跡指定」の標柱と案内板が立てられていて、その上の小高いところに古墳がある。
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鳥居から登っていくと右手に古墳が見えてきます。社殿の脇に諏訪山古墳がありました。
この諏訪神社の境内地には、市内でよく知られる諏訪山古墳があるとは意外でした。
海岸に近く船業との関わりが深いこちらの神社では、航海や風波の守護神として厚く信奉されてきたのかもしれない。
古墳は諏訪山丘陵の南端に造られた石積みの10メートルほどの円墳で、南南東に開口している。
横穴式石室の奥行全長は6メートル、玄室は幅が1.8メートルと高さが2メートルほどらしい。
覆土はなく、玄室(げんしつ)は残っているが、羨道(せんどう)部分はほとんど崩落し、入り口付近は天井石だけが1枚残っている。
西条市には天神台古墳群、岩岡古墳群、諏訪山古墳群、半田古墳塚、 稲積古墳、永見経塚古墳、永見祭ヶ岡古墳、などが在るそうです。
2013年10月に、今治市に行くときいつも朝倉の山手の牛神古墳の前の道路を走行して休憩で寄りました。
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昨年春、今治市の朝倉の、古墳を尋ねました。
以前にUPしましたが、説明を書いているので下に入れます。
牛神古墳は、直径13メートル、高さ4メートルの円墳で、横穴式石室となっており、6世紀後半の後期古墳でした。
須恵器・管玉・ガラス玉・耳環など多数出土しています。
ボタンを押すと音声でガイド説明が聞こえました。
感心するのは、石室内部には照明が施され、さらに須恵器などのミニ展示施設があるところです。
駐車場もトイレも自動販売機もあるし。文化財を大切にする朝倉地区の伝統に感動します。
今は、人口も少なくなってきた今治市の朝倉地区ですが、朝倉ふるさと美術古墳館は、古墳や遺跡が多数見つかっていて遺跡の宝庫でもあります。