キツネノマゴ科の一年草。野原や道端に生え、高 さ10~40センチ。
基部は地に伏し、茎は四角柱。葉は長楕円形で、対生する。夏から秋 に、枝の先に淡紅色の唇形の花を穂状につける。
稲穂が顔を出し、その傍らのあぜ道の草むらに小さな淡い紅紫色の花が咲き始めていました。毎年同じ場所で咲きます。
花びらが出ている花穂のカタチ。キツネのしっぽに見えてきませんか? 小さくてかわいいしっぽ。そこで”キツネの孫”の、”しっぽ”。
いちいち”キツネノマゴノシッポ”というのが面倒なので、”キツネノマゴ”となった。
遠い昔この野花に名前をつけた先人たちの、やさしいまなざしが分かる気がします。