西条市橘の麦畑で麦踏み・・・2015/1/13

麦ふみとは、早春の寒い時期に麦の芽を足で踏む作業のことです。
1~2月頃行なわれます。最近ではローラーをつけたトラクターを使うのが一般的なりました。

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昔はこの時期になると家族総出で畑に出て一列に並び、少しずつ横にずれながら麦を踏んでいくという作業を行なっていましたが、大変な重労働でした。

麦ふみの効果

麦ふみは麦の苗の部分を踏むことによって、茎が折れ曲がったり、傷がついたりして、水分を吸い上げる力が弱まり、麦の内部の水分量が少なくなるため、寒さや乾燥に強くなります。

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また、根の成長や増加を促進します。また、霜柱が土を持ち上げて、根を傷めることを防ぐ効果もあります。

ローラーで踏むことで浮き上がった土を押さえ、しっかり土に根を張らせ、まっすぐ伸びる丈夫な麦に育てることができます。

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収穫の時点で皮が離れてしまうものを裸麦と言います。

裸麦は、主に四国の瀬戸内地方や九州地方を中心に気候の温暖な西日本地域で栽培されます。

① 六条大麦は麦ご飯や麦茶の原料になります。海外では主に家畜の飼料として使われています。

② 二条大麦は主にビールや焼酎などお酒の原料になります。

③ 裸麦は麦味噌、麦ご飯、焼酎に使われます。

裸麦は需要があるにもかかわらず、生産が不足しています。
外国では、日本で栽培されている六条性の裸麦はほとんど生産されておらず、国内での裸麦の生産は非常に重要になっています。

ローラーで麦踏み作業…2014.1.17も貼ります。

愛媛県西条市の橘地区の畑では麦踏み作業の真っ最中でした。

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むぎふみ【麦踏み】 を調べました。

秋まきのムギ類を栽培する場合に行う特殊な管理作業のこと。

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まだ,伸長生長を始めていない匍匐(ほふく)状態(ロゼット状態)のときに植物体の上から,両足やローラーなどで,3~4回,鎮圧(踏圧)する。

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愛媛県西条市の例をとると,12月中旬。から翌年2月10日前後(このころ,伸長生長を開始する為)にわたって行うと植物体は折り曲げられ,傷つけられ,地面は圧せられる。

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その後作用として,植物体の葉色は濃くなり,乾生形態をとるに至り,土壌水分の少ないところに生育しても根は長くなる。

大麦の作り方

http://www.oh-mugi.net/030make/



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by manryouy | 2015-01-14 06:08 | 西条市の裸麦の収穫迄の畑の風景 | Trackback | Comments(0)

愛媛の東予地方から、日常の平凡な生活の中で感動した事や、日々の旬な話題・美しい花等を日記風にして発信をします。


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