山吹の花、一重咲きと、八重咲きと太田道灌・・・2015/3/24

山吹の花、一重咲きと、八重咲きと太田道灌を編集します。
武丈公園の山手には山吹の花も咲いていました。

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一重咲きの場合は、5本あまりのめしべと、たくさんのおしべがあります。
低山の明るい林の木陰などに群生する。樹木ではあるが、茎は細く、柔らかい。背丈は1mから、せいぜい2m、立ち上がるが、先端はやや傾き、往々にして山腹では麓側に垂れる。

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地下に茎を横に伸ばし、群生する。葉は鋸歯がはっきりしていて、薄い。晩春に明るい黄色の花を多数つける。多数の雄蕊と5~8個の離生心皮がある。心皮は熟して分果になる。

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北海道から九州まで分布し、国外では中国に産する。古くから親しまれた花で、庭に栽培される。花は一重のものと八重のものがあり、特に八重咲き品種が好まれ、よく栽培される。一重のものは花弁は5枚。

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一重咲きのものには実ができますが、八重咲きのものにはできません。

八重咲きヤマブキと太田道灌・・・2012/9/9を再掲します。


[転記用URL]
http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000139487

転記用URL]より抜粋します。

【1 和歌「七重八重…」について

資料1 犬養廉[ほか]『後拾遺和歌集新釈 下巻』笠間書院, 1997【911.13/コシ962/2】
pp.643-644 「1154」の項に下記の記載があります。
「「ななへやへはなはさけども山ぶきのみのひとつだになきぞあやしき」
 (中略)
【現代語訳】小倉の山荘に住んでいました頃、雨が降った日、蓑を借りる人がいましたので、山吹の枝を折って取らせました。その人はわけもわからずに通り過ぎまして翌日、(蓑を借りようとしたのに)山吹を折って渡された意味がわからなかったということを言って寄こしてきましたので、返事として詠んで送った歌
七重八重に(あでやかに)花は咲くけれども、山吹には実の一つさえもないのがふしぎなことです。わが家には、お貸しできる蓑一つさえないのです。
 (中略)
【作者】兼明親王
 (中略)
【補説】若き日の太田道灌が蓑を借りるべくある小屋に入ったところ、若い女が何も言わず山吹の花一枝を差し出したので、道灌は怒って帰宅した。後に山吹には「七重八重花は咲けども山吹のみのひとつだになきぞ悲しき」の意が託されていたのだと教えられ無学を恥じたという有名な話が『常山紀談』に載る。」】

  「七重八重 花は咲けども山吹の みの一つだに無きぞ悲しき」

manryouyは、結婚前に詩吟を習っていました。こちらの和歌も吟じた事があります。


太田道灌蓑を借るの図に題す 詩吟


https://www.youtube.com/watch?v=GKkdg5xvspk



八重咲きの花の中心近くをよく見てみました。

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全部のおしべが花びらに変化してしまっています。そのために花粉ができないので実もできません。

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一重咲きのものには実ができますが、八重咲きのものにはできません。

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花の本の中には、「この歌のヤマブキは八重咲きのヤマブキである。」と親切に解説しているものもあります。

道灌物語 ・・「山吹の里」の逸話

道灌は、近郊へ鷹狩りに出かけ、その最中に俄か雨にあい、とある山の一軒家農家に立ち寄って雨宿りをし、蓑を貸して欲しいと頼んだところ、出てきたその家の少女は、庭に咲いていた今を盛りの山吹の一枝を黙って捧げた。
道灌は、訳が分かわからぬまま、不快の思いで雨の中を帰館した。後に、老臣から、その少女は古歌「山吹の歌」に事寄せたものであると、諭された。

※太田道灌 おおたどうかん (1432~1486):江戸城を築城


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農家で蓑を借りようとした太田道灌は、娘が黙って差し出したヤマブキの意味が分からず、後で家臣から、有名な歌が昔の歌集にあることを聞いて、自分があまりに歌の道に暗いことを恥じ、その後はその道に精進して立派な歌人になったとのことです。

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by manryouy | 2015-03-24 23:54 | 春と秋の花 | Trackback | Comments(0)

愛媛の東予地方から、日常の平凡な生活の中で感動した事や、日々の旬な話題・美しい花等を日記風にして発信をします。


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