樒(しきみ)花の時期と仏事に欠かせない樹木…2019/3/26…2019/3/26
2019年 03月 26日
樒(しきみ)という植物をご存知でしょうか?
樒は今も墓地によっては植えられており、ちょうど花が咲いていました。
花色は 乳白色、淡黄白色です。
シキミは枝や葉に芳香のある常緑の樹木で、3月から4月に
直径2.5~3cmの萼と花弁が10~20枚の花をつけます。
淡い色の花と深緑の光沢のある葉が特徴的なシキミ。
シキミ科・シキミ属の広葉常緑樹です。
寺院の境内や墓地に植えられることが多い。
果実の部分は有毒成分があり、古くに「悪しき実」と呼ばれていたことが
転じて「しきみ」と名付けられたのです。
樒は、「しきみ」「しきび」と呼ばれており、もくれん科の常緑小高木。
葉のつけ根に黄白色の小さな花を開き、葉に独特の香気がある。
小さな花ですからわざわざとらなくてもよいでしょうが、
出来るなら常緑を選んだ方がよいでしょう。
枝や樹皮からはお線香のような独特の香りを感じられるのが特徴で、
実際お線香や抹香として使われてきました。
樒は、仏事に欠かせない樹木で、寺や墓地の庭木として植えられます。
1.
葬儀で使われる樒(しきみ)について
9~10月に袋果(タイカ)がはじけて、猛毒の種を出すので、
悪しき実と言われ虫も近寄りません。
この樒が葬儀の際やお墓に使われるようになったのは、
日本で土葬が一般的だった時代までさかのぼります。
当時は墓地周辺に野犬や狼が出没することが多く、土葬された死体を掘り起こされる事件が少なくありませんでした。そこで、匂いが強く有毒である樒の木を墓地に植えることで、お墓が荒らされないようにしていたのです。
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